良い運動の仕方を教えてください
JR常磐線・千代田線綾瀬駅西口徒歩1分の心療内科・精神科「綾瀬メンタルクリニック」です。
良い運動の仕方について、うつ病のケースでご説明いたします。
うつ病になると、「何もする気が起こらない」「外に出るのが億劫」になりがちです。
だからといって運動もせず、家に閉じこもったままじっとしていては、症状が緩和することはありません。
しかし、うつ病の難しいところは、意欲もない状態で無理に何かをしようとしても、逆効果になってしまうことです。
では、どうすればいいのかという話になりますが、うつ病の治療中には、じっとしていたいと思ったり、何かしたいと思ったり、必ずその波が出てきます。
つまり、良い運動の仕方とは、「何かしたいと意欲が湧いた時に運動をする」のが回答になります。
運動する場合には、ストレスを感じないようにすることが大切です。
例えば、ウォーキングなら、ゆったりと散歩をする感覚が良いでしょう。
外に出て、日光を浴び、自然の空気を胸いっぱいに吸うことはとても重要で、免疫力を高めてくれます。
日光を浴びながら、散歩だけでなく軽く身体を動かし、気分が少しでも軽くなるようであれば、やがて外出することに抵抗がなくなるはずです。
うつ病になった時に欠乏する「セトロニン」「ドーパミン」「ノルアドレナリン」にも運動は好影響を与えると言われています。
運動によってうつ病が大きく改善されるようなら、ストレスを感じない程度の運動を習慣づけることで、再発防止にも効果的な役割を果たすことでしょう。
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