睡眠障害にはどういった治療法があるのでしょうか?
生活習慣の見直し・改善が推奨されています。
- 睡眠前
パソコン、携帯・スマートフォンの使用を控えること、アルコールやカフェイン(お茶やコーヒーなど)といった脳を覚醒させる物質の摂取を控えることが大切です。
- 就寝時
ベッドや布団は眠るための場所として利用しましょう。眠るための場所でご飯を食べたりネットを見たり、といった生活をしていると、体が眠る場所を生活空間だと学習してしまうことで不眠に陥ることがあります。
- 起床後
人間の体には体内時計が備わっており、脳の視床下部という部分がその機能を司っています。起床後、太陽の光を浴びることでおおよそ24時間の体内時計がスタートすることが知られています。
朝起きたらカーテンを開け太陽の光を浴びましょう。結果、夜になると自然に眠くなるリズムを獲得できる場合があります。
- 薬物療法
寝つきが悪い、途中で目が覚めてしまうなど、よく眠れないことで日常生活に大きな支障が出ている方には、お薬を使った治療法があります。お薬は、短時間・長時間作用するものから、睡眠リズムを整えるものまで様々で、患者様の症状に合わせて選択します。
なお、睡眠障害、不眠症は、うつ病や統合失調症など多くの精神疾患に伴うことがよく知られています。その場合は、メインの疾患の治療を行なっていくことになります。
関連項目