そううつ病にはどういった治療法があるのでしょうか?
そううつ病(躁うつ病、双極性障害)の主な症状は、そう状態(躁状態)とうつ状態を繰り返す気分の波です。
治療法としては、「気分安定薬」と呼ばれるお薬を使って気分の波の振れ幅を抑える方法が一般的です。
気分安定薬にはそれぞれ有効に作用すると考えられている血中濃度があり、定期的な血液検査で血中濃度を測定し確認することが推奨されています。
定期的な血液検査は経済的な負担が大きくなりがちですが、自立支援医療制度を活用することで窓口負担を減らすことができます。
なお、気分安定薬に加え、抗精神病薬というお薬を用いることもあります。
患者様ご本人にとってそう状態(躁状態)は気分が良かったり普段よりパフォーマンスが高いと感じやすいこともあり、そう状態(躁状態)の時期にお薬を止めてしまうことがあります。
お薬による治療と、心理教育(ご自身の気分の波を把握すること、そう状態(躁状態)の時には活動をセーブすること、お薬を適切に服用すること、といった疾患に関する知識を深める)を併用していくことが重要だと指摘されています。
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