新型コロナウイルス感染対策の情報提供 vol.2
*こちらは2020年3月30日に作成した記事です。
皆様、状況が刻々と変化するなか、感染症の不安、経済の不安が社会に蔓延しています。
おそらく今、ダイヤモンドプリンセス号を経由して感染が拡大した時期は終わり、海外からの帰国者を経由して感染が拡大している第2フェーズに入っています。
ここで、いまどのように考え、どのように行動するのが良いのか、考えてみました。(少々表現はフランクになります)
★コロナウイルスの大きな特徴
- 感染力が強い!
- 感染者の症状がピンキリ!
同じように感染をしていても、気がつかないほどに軽微な症状で済む人もいれば、命にかかわる状態になる人もいます。重症化する要素として、高齢であること、基礎疾患があること、喫煙者であることなどが挙げられていますが、決定的なものはないようです。(基礎疾患のない若者も重症化している例はあります)
- 先日、都内の総合病院で院内の感染が明らかになりましたが、このことから考えられるのは、無症状の感染者がおそらくかなりの人数でいるだろう、ということです。
この状況において、私たちができることは、次の二つの方向でかんがえることができます。
- 感染しないために何ができるか
- 感染させないために何ができるか(自分が無症状で感染していると想定)
この二つの方向で考えたとき、実は、できることは同じです。
免疫力アップを
笑いが免疫力をあげるというお話がありますが、いまこの時期に私たちができることは、おそらく、無理やりのポジティブシンキングではなく、いま与えられていることへの感謝ではないかと感じます。感染の不安、経済的不安はありますが、幸いにもライフラインは保たれ、私たちは生かされています。当たり前に与えられていることに目を向け、感謝をして、いま、ウイルスに感染して戦っている人、前線にいる人たちに、ともにエールを送りませんか?
新型コロナウイルス 5つの対策
1 石鹸で手洗いをする習慣をつける
外出先から建物に入ったとき、マスクをはずす前後、食事の前、トイレの後、調理の前後
石鹸を泡立てて、手の指の間、手の甲、手のひら、手首まで念入りに
2 咳エチケット+α
鼻と口をしっかりと覆ってマスクをする
人と話をするときはこの際マスクをしましょう
3 換気と環境消毒
3時間に1回程度の換気
1日に1~2回(人の出入りが多い場合はもっと頻回に)の環境消毒
環境消毒:人がよく触れる場所(ドアノブ、テーブル、手すり、スイッチ、リモコンなど)を、薄めた漂白剤またはアルコールを含ませたティッシュで拭く
4 検温と受診相談
1日1回は体温測定しましょう
37.5℃以上の発熱、風症状が4日以上続く場合
また基礎疾患のある人(心臓や肺に病気がある、高血圧、糖尿病がある等)や高齢の方は2日以上続いた場合
⇒受診相談をしましょう
連絡先:新型コロナウイルス感染症に関する一般相談窓口(新型コロナコールセンター) 0570-550571
5 加湿・喉を潤すこと
こまめな水分補給を
部屋の加湿を 湿度が50%の空間ではウイルスの生存率は大幅に下がる
綾瀬メンタルクリニック 院長 中村光